スペインの自治州の1つであり、スペイン北西に位置するガリシア州。スペインのカラッと暑いイメージとは違い、緑溢れる広大で美しい自然に囲まれた地域です。また、歴史を感じる街並みや建造物もあって、観光するには楽しい国です。そんなスペイン ガリシアの観光情報や治安、行き方をまとめました。
スペイン ガリシアとは？
ガリシア州はスペインの17ある州のひとつで北西部、ポルトガルの上あたりに位置しています。広さは九州と四国の間くらい。
1年を通して穏やかな気候で、最も寒くても8度以下になることはあまりないです。1年を通して雨が降り、年間の降水量も豊富。また、入り江が多く複雑な海岸線を持つことから、「リアス式海岸」の語源はこの地域なんだそう。公用語はカスティーリャ語、ガリシア語です。
日本からガリシアへの行き方
ガリシア州、残念ながら日本からの直行便はありません。しかし、行き方はいくつかあります。まず、ガリシア州に空港は3つあります。
- サンティアゴ・デ・コンポステーラ空港
- ヴィーゴ空港
- ラ・コルーニャ空港
感染症拡大以降、ガリシア州のみならずスペインと日本の首都を結ぶ直行便はありません。しかしなんと、4年半ぶりに2024年10月27日より冬の間のみ、東京とマドリード間を週3便、運行再開することが決まったのです！！嬉しい！！！そうすると、
- イベリア航空で成田国際空港(東京)
- →マドリード(スペイン)
- →ガリシア州の各空港
と1回の乗り換えで行けちゃいます！「それまで待てない！」という方は、東京→中国→マドリードのように経由地を通って行くこともできます。
ガリシア州の治安
都市部に比べ治安は、悪くはありません。ひったくりやスリなどの軽犯罪はありますが、それに比べて重犯罪の暴力事件などは少ないとのこと。しかし、ひったくりやスリにあわないよう、荷物を目の届くところに置いておくこと、定期的に確認することはマストですね。
ガリシアの観光情報
ガリシア州では、訪れるべき観光スポットがたくさんあります。
サンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂
キリスト教三大巡礼地のひとつで旧市街や巡礼路と共に世界遺産に登録されています。見どころは、礼拝儀式に使われる大きな香炉や栄光の門。近くにはオブラドイロ広場というガリシア州最大級の広場もあります。
フィニステレ岬
大聖堂への巡礼を済ませたサンティアゴ巡礼者の多くが、旅の終わりに足を運ぶ「最果ての地」フィニステーレ岬。果てしなく海が広がる絶景はなかなか見れません。私もぜひ見てみたい・・・！
ヘラクレスの塔
ア・コルーニャという海岸線が美しい、華やかな雰囲気の港町があります。大西洋に面した開放的な港湾都市です。そこに高さ57mのローマ建築の灯台、ヘラクレスの塔があります。こちらも世界遺産。この塔は今も現役で機能しているんだとか。
ルゴの城壁
山に囲まれた盆地に位置しているルゴ。3世紀終わりから4世紀初めに造られたという城壁ですが、全周がほぼ完全な状態で残っており、一周歩いて回ることもできます。またまた世界遺産です。
ガリシア料理
ガリシアはスペインで一番、新鮮で美味しい食べ物が食べられる場所と言われており、ガリシアの食材は世界的にも注目されています。ガリシア料理の特徴は、「素材の味をふんだんに生かすこと」であり、あまり手を加えないシンプルな味付けの料理が特徴です。
まとめ
スペイン ガリシア州の治安や観光情報、日本からの行き方についてでした。今回紹介したのはほんの一部です。ガリシア州に行くだけで、広大な自然や海、歴史的な建造物、さらには美味しいご飯まで楽しむことができてしまうんです。魅力的すぎますよね・・・！日本とはまったく違う自然や文化にたくさん触れることのできる場所だと感じました。あなたもぜひ、スペイン ガリシアへ旅行に行ってみませんか？